2023年11月29日にGoogle Pixel 7aを購入した。利用して4ヶ月弱が経過したところでのメモ。Pixel 8aの販売が噂されているところだが、購入を検討している方の参考になれば幸いだ。
購入価格について
Yahoo!フリマで53,800円の未使用品を5,000円引きのクーポンで購入。PayPayポイントが488ポイントついて、実質48,312円で購入した。Googleの直販ストアでは当時69,300円、2024年3月時点で54,800円なので、少し安く購入できた。
Yahoo!フリマは時々高額な割引クーポンを配布していたので、それを利用した。Google Pixel 7aの商品価格は日々価格変動があり、私が観察していた限りでの最安は49,800円くらいだった記憶があるので、うまく購入できれば実質45,000円くらいで購入できたと思う。
フリマサイトに流通している商品数の多さで価格は上下動していたので、購入を検討されている方は、日々の価格変動とクーポン配布をチェックすることで安く購入できると思う。
また、付属品として以下のフィルムを1,199円で購入。
そして、以下のスマホケースを1,399円で購入。
後段で書くが、このフィルムとケースは若干後悔している。合計で50,910円となる。
購入してよかったこと
Google Pixel 7aの前はHuawei P30 Liteを利用していた。その変化を中心によかったこと、悪かったことをまとめる。
処理速度が速い
Huawei P30 Liteは購入してから4年ほど経過していた端末であったため、さすがに処理速度が遅くなっており、特に決済系アプリの起動の遅さがストレスだった。レジ前で会員証アプリやPayPayを起動に時間がかかり後ろに並んでいる人に迷惑をかけていた。
Pixel 7aはこれらのアプリの起動がサクサクで、処理速度に不満を感じることは今のところ一切ない。CapCutなどの動画編集アプリで短めの動画編集をしてみたこともあるが、スムーズに処理ができた。
NFCが利用できる
10年遅れの話題だが、NFCが利用できることで、モバイルSuicaやマイナンバーカードの読み取りができるようになり、重宝している。
モバイルSuicaはカード型よりもJREポイントの還元率が高いことや、クレカで残高をチャージできる(PayPayカードからチャージするとPayPayポイントも付与される)ことで、地味にお得になった。
また、確定申告や行政手続きでマイナンバーカードの読み取りが必要なケースも増えており、社会生活に必要な機能にようやくキャッチアップできた。
カメラが自然な写り
Huawei P30 Liteは加工度合いの設定はできたが、人物写真の写りに美白効果などがあり、やや不自然な写りだな、と感じることがあった。それと比較すると、Pixel 7aは自然な写りで満足している。
Pixel 7aもカメラの設定で顔のシワをごまかすような機能もあるようだが、私は主に子どもの写真ばかりを撮っているので、こういった機能は不要dし、シンプルな写りのほうが気に入っている。
Android OSがシンプル
Huawei P30 LiteはMIUIといったHuawei独自のカスタマイズされていたAndroid OSが搭載されいる。(Google以外のAndroid端末は概ねカスタマイズされたOSが利用されているので、Huaweiだけという話でもないが。)ただ、Huaweiは政治的な理由からGoogleからの技術提供が遮断されたことを踏まえてHuawei IDへのログインや独自のアプリストアを利用させようとする導線が多くて微妙にストレスだった。
その点、Pixel 7aはAndroidをベースに余計なカスタマイズがされていないので、シンプルに使いやすい印象だ。
購入して悪かったこと
ここからは購入して残念だったこと。
データ移行がとても大変
AndroidからAndroidへのデータ移行は専用のアプリケーションが用意されており、スマホをケーブルで接続することで基本的なデータを移行することができた。しかし、デベロッパー側の対応の問題なのか、データ移行されないアプリのほうが多く、ほぼ全てのアプリで再ログインをし直したり、設定をしなおす必要があり、めちゃくちゃ大変だった。(今も設定が終わっていないアプリが多い。)
無印良品やらニトリやらオートバックスやら、小売店の店頭で会員証アプリを出そうとしたら再ログインが必要。ただIDやパスワードを覚えていないので、パスワードリセットからやり直し、という作業が数十回必要になった。
iPhone間の移行はほぼほぼ完璧になされるのと比較すると、Androidのデータ移行は雲泥の差があるように思います。
指紋認証の精度が悪い
Huawei P30 Liteは指紋認証が背面に設置されており、人差し指を当てることで指紋認証が行われます。この指紋認証は高い精度で行われまったくのノーストレスだった。マスクやサングラスをしているときには顔認証が難しいことを考えるとこれは大きな利点だ。
一方でPixel 7aは前面ディスプレイ内に指紋認証機能が埋め込まれている。認証解除をするときにディスプレイの指紋認証が強い光を放つことで、指紋を読み取っているようだが、この指紋認証の精度がめちゃくちゃ悪く、私の場合、体感で20%くらいの確率でしかロックを解除できない。
Googleストアでは以下のように指紋認証のサポートを謳ったスクリーンプロテクターもあるが、3,325円と高額かつ、現在は品切れ。
Case-Mate FlexiShield スクリーンプロテクター for Google Pixel 7a*
スマホのロック解除は毎日何十回と操作するものなので、いちいちイライラしている。
(2024/5/23 追記)ガラスフィルムを剥がして、素の状態で利用し始めたところ指紋認証の精度が大幅に改善し、指紋認証エラーでストレスを感じることはなくなりました。ガラスフィルムと指紋認証の相性が悪かったようです。
端末が重い
Huawei P30Liteの重量は159g。Pixel 7aの重量は193.5g、加えてガラスカバーとケースを付けた状態だと239.0gだった。なんと50%も重くなっていた。(Huawei P30 Liteは傷がついてもいいやとケースもカバーも取り外して運用していたので、公平な比較ではないが。)
日々持ち歩いていて、ずっしりと重さを感じるし、片手で持とうとすると小指が痛くなる。一時期、100円ショップで購入したバンカーリングを付けていたが、金属アレルギーで手荒れがひどくなってしまい取り外した。
より軽いケースにするか、2年ほど使って傷がついてもよい状態になったらカバーを外して持ち歩くようにするかを考えている。
イヤホンジャックが無い
これも最近のスマホでは一般的だが、イヤホンジャックが無いことが不便だ。音楽を聞くだけであればワイヤレスイヤホンでまったく問題がないが、テレビ会議などで信頼性/マイク品質が必要なときは有線イヤホンを利用したくなるし、古い音楽機器に接続する際に有線で接続できないことの不便さを感じる。USB-Cからイヤホンジャックへの変換ケーブルを購入すればいいだけの話なのだが、わざわざ購入することや小さな部品を持ち歩くことのストレスがある。
Google Pixel 7aについての私的な総評は、悪くはないけどパーフェクトな端末という訳でもない、というところだ。コスパ的には非常に良いが、指紋認証と重量については理解したうえで購入したほうがよい。