久しぶりに寿司銚子丸を訪れ、さまざまな変化を感じた。サービスの充実やSNSの積極展開、そして価格の変化など、いくつかのポイントを記録しておきたい。
サービスの充実
子どものためにうどんを無料でカットしてくれるオプションサービスなど、細やかな配慮が光る。さらに、フライドポテトの塩なしが選べるなど、家族連れに優しい柔軟な対応が目立った。着席後に店員がわざわざ挨拶に来ることや、おしぼりが分厚くなっていることなど、小さなサービスの積み重ねが感じられる。
また、タブレットで注文ができ会計金額を確定できるシステムにもかかわらず、会計時には店員を呼ぶ仕様になっているのは、顧客との接点を増やす意図があるように感じた。注文が漏れていないかを確認する店員の対応も、サービスの一環として考えられているのだろう。(個人的にはやや面倒だと感じたが。)
アプリやSNSの積極展開
訪問に合わせてアプリをインストールしてみたが、高級感のあるデザインが印象的だった。フォントや細かなビジュアルにこだわりが見られ、ブランドイメージの向上を意識しているのだろう。
(余談だが、認証システムはGoogleとLINEのSSOに絞っており、特に会員カード系のアプリが多用するメールアドレスを利用した独自認証と比較すると好印象だった。独自認証では数カ月後の訪問時に認証が切れていることが多く、イライラすることがある。SSOに絞っている点は良かったと感じる。)
SNSの活用も見逃せない。特にTikTokやInstagramでは、各プラットフォームに合わせた投稿内容で、かなり積極的に情報発信をしている様子がうかがえた。飲食店がこうしたSNS戦略を活用するのは今や一般的だが、銚子丸もその流れにしっかり乗っている。
価格の上昇と高価格路線へのシフト
価格の上昇も気になるポイントだ。例えば、コハダが240円と、以前は100円程度だったことを考えると、大きな変化に感じる。他のネタも1皿400〜600円程度が多く、全体的に価格が上がっている。しかし、単にインフレの影響だけではなく、サービスや素材の選択も含めて値上げが行われているように感じられる。とはいえ、高級路線へのシフトは、店内に古めかしいクレドが飾られていたり、内装の古さが目立つなど、その途上にあるといった印象だ。
とはいえ、比較的好きな寿司チェーンなので、今後の展開が気になるところだ。